Galaxy シリーズを中心としたAndroidのカスタマイズの覚書です。
現在のメイン機種はGalaxy Note 9(グローバル版)。
10年目を迎え、古い投稿を整理・改訂しました。
カスタマイズのまとめ(リンク集)はこちらです。

2011/04/13

root化すると何が出来るのか?


Last update ; 23/Dec/2018

「root化すると何が出来ますか?」「何のためにroot化するのですか?」「root化した方がいいですか?」「root化しないと駄目ですか?」といったご質問をよく頂きます。

そこで、ひとつの例として、当方は何のためにroot化しているのか、root化して何をしているのかをまとめてみました。
root化とは?
乱暴な言い方をすると、WindowsのAdministrator権限の様なものです。

root化すると、本来はユーザ側が弄れない領域のフォルダやシステムファイルをコピー・移動・削除したり、変更したりする事が出来るようになります。

カスタマイズの自由度が上がる反面、端末の保証が効かなくなったり、間違った操作によって端末が起動不可になったりするリスクがあります。
root化すると出来ること
広告の非表示
端末のhostsファイルを書き換えることにより各アプリ内で表示される広告を非表示にすることが出来ます。
参考投稿;http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2011/11/adaway.html

不要なプリインストールアプリの削除や無効化
使用しないアプリが、バックグラウンドで自動起動してバッテリやメモリを消費したり、無駄なバックグラウンド通信をしてパケットやバッテリを消費したりするのを防ぐため、不要なプリインストールアプリは削除したり無効化したり出来ます。
参考投稿;https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/12/galaxy-note-9.html

Aggressive DOZEの導入
画面消灯の直後に強制的にDOZEモードに入るように設定したり、移動中もDOZEモードに入るように設定したりして、バッテリーの持ちを改善出来ます。
参考投稿;https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/10/galaxy-note-5dozenaptime.html

カメラのシャッター音の無音化
カメラの設定メニューを変更し、シャッター音を無音化します。
参考投稿;http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2017/12/galaxy-note-5qk2.html

LINEの年齢認証ステイタス設定
MVNOのSIMでもLINEでID検索出来るようにします。
参考投稿;https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/12/lineroot.html
root化の方法
機種やOSのバージョンによって異なります。

Galaxy Note9(SM-N960F/DS)のroot化
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/12/galaxy-note9sm-n960fdsroot.html

Galaxy Note 5(SM-N920S)のroot化(Magisk編)
https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2018/05/galaxy-note-5sm-n920srootmagisk.html

Galaxy S4 LTE-A用CWM Recovery(ver 5.17.1)
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2013/10/galaxy-s4-lte-acwm-recoveryver-5171.html

Nexus 7(2012、JWR66Y)のroot化
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2013/08/nexus-72012jwr66yroot.html
参考
当ブログ内検索結果(キーワード:"ルート化")へのリンク
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/search/label/root%E5%8C%96


2011/04/12

Androidのアカウントとメールアドレス


Androidは「アカウント」としてGmailのメールアドレスを使いますが、メールアドレスを変えたくなった時にAndroidを初期化するのは面倒ですし、メールアドレスを変更するとクラウドにあるGoogleのサービスのデータの引き継ぎに手間が掛かります。

また、Androidで「アカウント」として使っているメールアドレスは、プライベートなデータに直結しますので、外部に公開したくないというケースもあるでしょう。

AndroidのGmailアプリでは、複数のGmailアドレスを利用し易くなっていて、外部公開用のメールアドレスを別に用意しておくと便利ですので、設定例と設定方法をご紹介します。
自動転送設定
PC上で外部公開用のGmailの受信一覧を開き、画面の右上の[設定]をクリックします。

[設定][メール転送とPOP/IMAP][転送]で[転送先アドレスを追加]をクリックします、


表示されたボックスに、転送先のメールアドレス(=Androidの「アカウント」で使用しているGmailアドレス)を入力して[次へ]をクリックします。


転送先のメールアドレスに確認コードが発信されますので、そのコードを確認欄にインプットすれば転送先の登録は完了です。

この時点では、登録されただけで、設定はされていませんので、次に、登録したアドレスを転送先に設定します。

プルダウンメニューから転送先としてAndroidの「アカウント」で使用しているGmailアドレスを選択し、[Gmailのメールを削除する]にして、[変更を保存]します。


これで自動転送が有効になります。
発信用メールアドレスの設定
PC上でAndroidの「アカウント」で使用しているGmailの受信一覧を開き[設定]をクリックします。

[設定][アカウントとインポート][名前]で[別のアドレスからメッセージを送信]をクリックします。


表示されるボックスに[名前(表示名)]と[メールアドレス(=外部公開用メールアドレス)]を入力します。


[次のステップ][確認メールの送信]をクリックすると、確認コードの入力ボックスが表示され、確認メールが外部公開用メールアドレスに送信されます。

確認メールを受信したら、メールに記載されている確認コードを上記入力ボックスに入力するか、確認用メールのリンクをクリックして、画面の指示に従い確認します。

すると、Androidの「アカウント」で使用しているメールの[設定][アカウントとインポート][名前]の部分に外部公開用メールアドレスが表示されますので、その右の[デフォルトに設定]をクリックします。

[メッセージの受信時]では[常にデフォルトのアドレスから返信する]を選択しておきます。


運用
上記の様に設定すると、AndroidのGmailアプリでメール作成や返信をする際に、送信者のメールアドレスのデフォルトが、Androidの「アカウント」で使用しているメールアドレスではなく、外部公開用のメールアドレスになります。

外部公開用メールアドレスから発信されても、発信履歴はGmailアプリの[送信済みメール]に表示されますし、連絡先から宛先を選択してメールを発信する際も、外部公開用メールアドレスで発信出来ます。

Androidの「アカウント」で使用しているメールアドレスから送信したい場合は、メール作成画面の送信メールアドレス欄の右端をタップすれば、Androidの「アカウント」で使用しているメールアドレスを送信元として選択する事も出来ます。


システムの改竄やカスタマイズには端末が起動しなくなったり保証の対象外となるリスクが伴います。自己責任にてお願い致します。