Galaxy シリーズを中心としたAndroidのカスタマイズの覚書です。
現在のメイン機種はGalaxy Note 9(グローバル版)。
10年目を迎え、古い投稿を整理・改訂しました。
カスタマイズのまとめ(リンク集)はこちらです。

2013/08/28

バッテリー消費計測(Galaxy S4 LTE-A)


韓国版のGalaxy S4 LTE-A(shv-e330s、SKテレコム版)のバッテリー消費を計測してみました。

従来同様、どなたでも計測して比較出来るように、特別なアプリ等は使わず、寝る前に充電してから充電器を抜き、翌日に初めて使う際に確認したバッテリ残量(%)を記載しています。

【環境・条件】

従来同様の以下の条件で計測しています。

Galaxy S4のバッテリー消費を抑える設定(OS編)
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2013/05/galaxy-s4os.html

追加インストールしたアプリ
https://galaxy-shw-m110s.blogspot.com/2010/11/blog-post_67.html

各アプリの同期設定例(バッテリー消費抑制)
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2010/12/blog-post.html

Galaxy S4で無効にしているアプリ
http://galaxy-shw-m110s.blogspot.kr/2013/05/galaxy-s4.html

root化はしていますが、バッテリ監視アプリやタスクキラー等のアプリは一切使わず、OS側の設定と各アプリの同期・通知設定を細かく設定した状態で計測しています。

【今回の計測結果】

測定時間 測定開始時 測定終了時 1時間あたり
06:45 100% 96% 0.593%
07:56 100% 94% 0.756%
08:06 100% 95% 0.617%
10:17 100% 94% 0.583%
08:23 100% 96% 0.477%
06:21 100% 96% 0.630%
11:15 100% 94% 0.533%
平均 0.599%

【過去の計測結果との比較】

機種 OS 備考 結果
Galaxy S4 LTE-A 4.2.2 LTE,MH2 0.599%/Hour
Galaxy S4 4.2.2 LTE,ME7 0.743%/Hour
Galaxy S4 4.2.2 LTE,MDK 0.867%/Hour
Galaxy S3 4.1.2 LTE 1.759%/Hour
Galaxy S3 4.1.1 LTE Off 1.634%/Hour
Galaxy S3 4.1.1 LTE 2.434%/Hour
Galaxy S3 4.0.4 LTE 1.184%/Hour
Galaxy S2 4.0.3 3G,拡張バッテリ 0.768%/Hour
Galaxy S2 2.3.3 3G,拡張バッテリ 0.385%/Hour
Galaxy S2 2.3.3 3G 0.629%/Hour
Galaxy S 2.3.3 3G 0.502%/Hour
Galaxy S 2.2.1 3G 0.635%/Hour

データのブレ幅が大きいのですが、待機時のバッテリー消費に関しては、Exynos Octa搭載のGalaxy S4よりも改善されて様です。

2013/08/24

韓国版Galaxy S4 LTE-A(SHV-E330S)LTE周波数帯設定メニュー


Last Update : 29/Dec/2013

韓国版Galaxy S4(SHV-E330S、SKテレコム版)のLTE周波数帯の設定メニューを確認してみました。

Galaxy S4(shv-e300s)で対応していた"B1"、"B7"、"B17"の周波数帯がメニューから消えているので、SKテレコム以外のキャリヤでの使用を検討されている方は注意が必要です。

【Network Settingメニューへの入り方】

1)Secret Codeから

ダイアルパッドから"319712358"と入力し、パスワード入力画面で"996412"と入力します。(Galaxy S3/S4の場合と同じ方法です。)

2)アプリから

■Quick Shortcut Makerを使う

"SKT Hidden Menu Network setting/1. Network mode"を指定すると設定メニューに入れます。

QuickShortcutMaker
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sika524.android.quickshortcut

■Show Service Modeを使う

ShowServiceMode For Galaxy LTE
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tojc.ShowServiceMode


■SKT Hidden Menu +を使う

SKT Hidden Menu +
https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_toshi_ades.SKTHiddenMenu

【LTE周波数帯設定メニュー】



”SKT Hidden Menu" => "Network Setting" => "1. Network mode"と進んで確認すると、以下のLTE周波数帯に対応している様です。

B3(1800MHz、docomo(計画)、EMOBILE、SKテレコム使用周波数帯)
B5(850MHz、SKテレコム使用周波数帯=デフォルトで優先設定)

Galaxy S4(shv-e300s)で対応していた以下の周波数帯がメニューから消えているので注意が必要です。

B1(2100MHz、docomo/KDDI/Softbank使用周波数帯)
B7(2600MHz)
B17(700MHz、AT&T使用周波数帯)

注1)日本のキャリヤでの接続は未確認です。
注2)SHV-E300SはExynos採用機種で、Snapdragon採用機種とはLTEチップも異なります。

追記:

2013年12月末配布の"ML2"ではHidden Menu にB1、B7が復活し、B1、B3、B5、B7が選択可能になっています。

【LTEのOn/Off】

S3/S4と同様にLTEのOn/Offメニューをショートカットアプリで簡単に呼び出す事が出来ます。

LTE/3G Setting
https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_toshi_ades.LTE_3G

Nexus 7(2012、JWR66Y)のroot化


Last Update ; 25/Aug/2013

Nexus 7(2012、WiFiモデル)のOSをOTAでJWR66VからJWR66Yにアップデイトしました。

アップデイト後のroot化手法の覚書です。

SDKが使用出来る環境になっていて端末のBootloaderがUnlockされている事が条件です。

【必要なファイルの準備】

■ChainFire SuperSU
UPDATE-SuperSU-v1.51.zip
http://download.chainfire.eu/345/SuperSU/UPDATE-SuperSU-v1.51.zip

■CWM Recovery Download Touch Recovery Google Nexus 7 
recovery-clockwork-touch-6.0.3.6-grouper.img
http://www.clockworkmod.com/rommanager

注)3Gモデルの場合は"recovery-clockwork-touch-6.0.3.6-tilapia.img"を使用して下さい。

【root化】

1)"UPDATE-SuperSU-v1.51.zip"を端末の"/sdcard/"直下に置きます。

2)"recovery-clockwork-touch-6.0.3.6-grouper.img"をPCの"/android-sdk-windows/tools/"に置きます。(SDKの環境に依ります。)

3)端末の電源を切り、"[電源]+[ボリュームダウン]"でbootloaderを立ち上げます。

4)端末とPCをUSBケーブルで接続し、PCのコマンドプロンプト上から以下の操作をしてCWM Recoveryを焼きます。

fastboot flash recovery recovery-clockwork-touch-6.0.3.6-grouper.img

5)ボリュームキーを操作して"Recovery Mode"に入り、ナビゲーション画面で以下の操作をします。

・"Recovery"を選択。
・"Install zip from sdcard"を選択。
・"choose zip from sdcard"を選択。
・"0/"を選択。
・画面をスクロールして"UPDATE-SuperSU-v1.51.zip"を選択。
・"Yes - Install UPDATE-SuperSU-v1.51.zip"を選択。
・"+++++Go Bacck+++++"を選択。
・”reboot system now”を選択。
・"No"を選択。

6)端末がリブートされますので、再起動後にBusy boxをインストールしてroot化完了です。

BusyBox
https://market.android.com/details?id=stericson.busybox


【BootloaderのUnlock】

上記はBootloaderがUnlockされている端末での手順です。

BootloaderのUnlockは以下の手順で行ってください。

この作業を行うと端末が初期化されデータが全て消えますので注意してください。

1) USBデバッグをOnにする。

2) 端末とPCをUSBケーブルで接続しSDKから下記操作をする。

adb reboot bootloader
fastboot oem unlock

3) 端末上で"Yes"を選択して電源ボタンを押す。

2013/08/08

Android デバイスマネージャー(端末追跡・遠隔操作でのデータ消去)サービス開始


Googleの"AndroidデバイスマネージャーのWEBコンソールが公開されました。

端末紛失時に、PCから端末を追跡したり、遠隔操作でデータを消去して端末を初期化する事が出来ます。

端末側の"Google Play開発者サービス"がVer3.2.25以降にアップデイトされていれば、特別なアプリ等は不要です。

Google Play開発者サービス
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.gms

【PCからの操作】

PCから"Android デバイスマネージャー"にアクセスしてログインします。

Android デバイス マネージャー
https://www.google.com/android/devicemanager

端末側の設定が行われていないと、"現在地情報を利用出来ません"と表示されます。


この状態でも、PCからの操作で端末の着信音を鳴らす事は出来ます。

但し、着信音は最大音量で鳴りますので注意してください。

端末の設定が"サイレント"でも着信音が最大音量で鳴る点が通常の電話の着信とは異なる点です。


【オプションの設定】

"端末のデータを消去"が有効になっていない状態で、PCの"Android デバイスマネージャー"上から"端末に通知を送信"をクリックすると端末側に通知が表示されます。



この通知から"Android Device Manger"の設定メニューを開くことが出来ます。


[Google設定][Android Device Manger]からも同じ設定メニューを開くことが出来ます。


端末の"Android Device Manager"の設定メニューで"リモートでこの端末を探す"を有効にすると、PCの"Android デバイスマネージャー"上で現在位置が確認出来ます。


現在地住所が表示され、その誤差範囲が地図上で丸で表示されます。(当方の場合は誤差が2,021m以内とのことです。)

端末側で"リモートでの出荷時設定のリセットを許可する"が有効になっていない状態では、"着信音"は有効ですが、"端末データを消去"はグレーアウトしていて選択出来ません。

再度、端末側の"Android Device Manger"の設定メニューを開いて"リモートでの出荷時設定のリセットを許可する"を有効にすると、PCの"Android デバイスマネージャー"上で"端末データを消去"が選択出来る様になります。


この操作を行うと、端末が初期化され、デバイスマネージャーも機能しなくなりますので、端末の捜索よりも個人情報保護を優先して、最悪は端末を捨てる覚悟で行う事になります。


また、マイクロSDカードに保存したデーターは消えない可能性もあるとの事ですので、注意が必要です。

2013/08/02

Android 4.3の「アプリの操作状況」(隠しメニュー)



2013年7月に配布されたNexus 7用のAndroid 4.3には「アプリの操作状況」(英語は"App ops")と言う隠しメニューがあります。

このメニューからはユーザーが各アプリの権限(パーミッション)を個別にOn/Offする事が出来ます。

メニューは下記アクティビティになっていますので、これを呼び出す"Permission Manager"の様な専用のショートカットアプリや、"QuickShortcutMaker"の様なアクティビティのショートカットを作成するアプリから呼び出す事が出来ます。

アプリの操作状況(アクティビティ)
com.android.settings/com.android.settings.Settings$AppOpsSummaryActivity

Permission Manager
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.appaholics.applauncher

QuickShortcutMaker
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sika524.android.quickshortcut

「アプリの操作状況」メニューには「位置情報」「プライベート」「メッセージ」「端末」のタブがあり、それぞれのタブにアプリが一覧表示されていて、その機能にいつアクセスしたかが表示されています。

各アプリをクリックすると個別に権限を制御出来ます。


正しく使えば、個人情報の漏洩を防止するだけでなく、バッテリーの浪費を抑えたりするのにも役立ちそうです。

システムの改竄やカスタマイズには端末が起動しなくなったり保証の対象外となるリスクが伴います。自己責任にてお願い致します。